
太郎坊観測サイトからドローンを操縦する南齋勉・静岡理工科大学教授(2023年4月12日)
4月の観測を終えた主催者の南齋先生からホットなニュースを投稿していただきました。
静岡理工科大学の研究グループが太郎坊観測サイトにおいて、ドローンによる雲粒採取を行ないました。
一般的に、雨や霧などの湿性沈着物中の化学組成の分析を行う際、採取装置に回収したサンプルに対して行われるため、これらの成分は時間・空間的に平均化されます。このため、雲粒の核形成から、雲粒への大気汚染物質の沈着、雲粒中における液相反応の解明には、時間空間分解能に優れた採取分析手法が重要です。

結晶生成を利用した雲粒採取分析ツール

雲粒採取に用いたドローンと採取ツール(太郎坊観測サイトにて)
静岡理工科大学の南齋教授の研究グループは、ゲル薄膜に含まれる溶質と雨中の硫酸イオンによる結晶生成を利用することで、一滴の雨滴の成分を簡便に定量する手法を開発し、ドローンに搭載することで上空の雲粒を採取・分析する研究を行なっています。

ドローンに搭載したカメラから撮影した富士山をバックにした雲
(右下に太郎坊観測サイトが見える)
こちらの動画もご覧ください。
一滴ごとの雲粒に含まれる硫酸塩の物質量と、雲粒体積、それらから見積もった濃度の、それぞれの情報を並べてみることで、個々ではバラバラの情報を持つ雲粒が、それが含まれる雲全体の情報(雲からのメッセージ!)を示すことが分かってきました。
さらに、その情報を経時的に並べて見ることで、雲滴形成や成長の過程についての情報が得られる可能性が見えてきました。今後も引き続き、ひと月に1回のペースで採取を行なっていきます。
さらに、その情報を経時的に並べて見ることで、雲滴形成や成長の過程についての情報が得られる可能性が見えてきました。今後も引き続き、ひと月に1回のペースで採取を行なっていきます。
(文責:南齋)
今年3月から、航空規制などのメールが準備万端整えて、南齋勉教授が率いるグループは
太郎坊の観測サイトからドローンを飛ばして、上空の雲粒を採取・分析する研究を行なっています。
今回は、その第一報です。今後の研究の進展をご注目下さい。
(広報委員会)
2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。
また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。
しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。
そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。
本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますのでなどでご確認ください。
ご寄付に関しては、控除もありますのでなどでご確認ください。
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