太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ


nakayama
 山梨日日新聞6月5日(月)

6月5日(月曜日)の山梨日日新聞に
「富士と生きる」世界遺産登録10年シリーズ(6)
「高さ日本一 研究に価値:気象観測所の運営者」
として本NPOのブログを担当する土器屋由紀子理事が紹介されました。
横内史貴記者の署名記事の内容をご紹介します。
”「未来へつなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします」認定NPO法人「富士山測候所を活用する会」が月10回ほど発信する活動紹介などのブログには毎回決まった一文が文末に入る。”
という導入から、現在「富士山特別地域気象観測所」となっている旧富士山測候所を気象庁から庁舎の一部を借り受け管理・運営している認定NPO法人富士山測候所を活用する会を紹介し、ブログの更新を担当する土器屋理事の「出来るだけ多くの人に知ってもらいたい」という意図を説明しています。
 なぜ、このような活動を始めたかについて、気象大学校勤務の時代から、旧測候所の一部を借りて大気汚染物質について研究をつづけていたこと、測候所の無人化に伴い、他の研究者らとNPOを結成し、活動を開始することで、2007年より気象庁からの借用に至った経緯を示しています。

 2013年に富士山が世界遺産に登録されたことで、この活動にもスポットが当たり、報道機関からの取材依頼や歴史などの問い合わせが急激に増えこたことなど、一定の知名度は上がったものの、その後は社会情勢などで民間の財団の助成金が減るなどして、会の運営はいつも綱渡りの状態であったこと。2020年には新型コロナウィルスの影響で夏山登山が規制されたことで、存続の危機を迎え、クラウドファンディングで辛くも乗り越えたこと。しかし、今も年間3000万円に上る資金の調達に苦しみ、安定運営の道筋が見えないことなどもわかりやすく説明されています。

 最後に、富士山が「日本一の高さに加え、独立峰であることから、周囲の山などの影響を受けずに大気の観測ができる貴重な場所」であることを強調し、活動の過程で加わった、大気電気や、高山病などの高所医学といった様々な異分野の研究が行われ、若い研究者に魅力のあるこの場所から
新たな”シナジー”も生まれているので「絶対になくなっては困る」というNPO法人の意図を示し、

世界遺産登録から10年。「日本一高い所にある研究施設」の価値を多くの人に知ってもらう新たな転機になることを願っている。
と結ばれています。

    さんにちEye「富士と生きるシリーズ」
     さんにちEye「富士と生きる」シリーズ(6)より

この記事は「さんにちEye」か
らもご覧になれます。
この記事から、多くの読者に本NPOの意図と実態を分かっていただけることを望みます。
(広報委員会)

認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

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