太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

7月1日は暴風雨の中、それでも無事に9:15に開所しましたが、7月2日は打って変わった快晴です。
山頂班からの写真を4枚ご紹介します。(撮影は、朝5時ごろです)

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  2023年7月2日5時(撮影:山頂班)

山頂班から
「日曜日の富士山、なかなかの盛況です。大日岳の頂上に富士吉田から登ってきた登山者の姿が見えるかと思います」

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 2023年7月2日5時(撮影:山頂班)
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 2023年7月2日5時(撮影:山頂班)
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 2023年7月2日5時(撮影:山頂班)
「山梨側の開山日が週末だということもあって、今日は吉田口の頂上を中心に混雑しています。表向きはお鉢巡りは通行止めとのことですが、剣が峰も午後になっても人の往来が絶えません。いよいよ夏山シーズン到来といった感じですね。ただ山頂にはいま開いている小屋もトイレもないため、山頂班も登山者から「トイレありませんか?」と何度も聞かれています。せっかく山開きするならその辺の日程のすり合わせが必要なんじゃないかと思っちゃいます」・・・山頂班のつぶやきです。

ご存じの通り、山頂ではゴミなど全てのものが持ち帰りになっています。全登山道の山開きが行われて、山小屋や環境省バイオトイレ(有料)が利用できる場合はよいのですが、それ以外の場合は各自が自前で携帯トイレを準備してからの登山が原則です。
 本NPOでは、山頂測候所利用者のトイレ利用に関する費用はあらかじめ予算を決めて準備してありますが、部外者の一般登山者の分までは賄いきれません。ほんの数時間解放しただけでも、繁忙期にはパンクしてしまいます。そうすると研究を中断して撤収せざるをえなくなります。とても心苦く思いながら「トイレは貸せません」と答える他はないのです。
 この点を登山者に周知しないで山開きをされているので、上記のような事情が生じます。世界遺産登録10年目の今年ですが、まだ問題が残っていますね。

なお、環境省のバイオトイレについては下記で問い合わせることができます。
富士山オフィシャルサイト:富士山における適正利用推進協議会
(事務局:環境省富士箱根伊豆国立公園管理事務所、山梨県、静岡県)より
 問い合わせ先
環境省沼津管理官事務所 
電話:055-931-3261


なお、7月2日には研究グループの荷上げも行われました。

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 7月2日早朝の御殿場から(撮影:NPO事務局)

鴨川専務理事グループで参加した事務局から、御殿場から見た富士山の写真も届いています。

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 荷上げの模様

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 快晴で珍しく西伊豆がよく見えます。

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 火口お鉢にはまだ残雪が

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7月2日には鴨川グループの他に、ドコモグループ、KDDIグループの資材の荷上げも無事完了しています。

(広報委員会)

認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

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