太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

7月6日 山頂の横山勝丘班長からメッセージと写真が届きました。
「昨日は暖かで平和な一日でした。上昇気流に乗ってきてしまったか、夕刻、大きなトンボが凍えていました。「オニヤンマ!?」と思いましたが、ちょっと小さめ。調べてみたら、サナエトンボの仲間のようですね。体長は5cmほど。山頂でこんなにも大きな昆虫を見かけるのは珍しいです。すでに瀕死の状態なのがかわいそうになって、庁舎内に連れて帰りました。一晩生きていましたが、今朝ついに動かなくなってしまいました。やはり昆虫が生き永らえるには過酷な環境です。」




2024年7月5日 夕刻見つかったトンボ(撮影:横山勝丘山頂班長)

以前のブログ
を見ていたら、これまでに山頂に来た昆虫がまとめてありました。
旧富士山測候所時代に、昆虫についてまとめられた伊藤定亘氏の1968-1970年の観察の中にも、気流に乗って運ばれたおよそ50種類の昆虫の中にトンボが記載されていますが、本NPOが夏の山頂庁舎を管理するようになってトンボのお客様は3回目で、インスタグラムに写真がありました。


2018年8月7日のインスタグラムより


 2023年8月6日のインスタグラムより

「似てますけど、微妙に模様が違いますかね。」岩崎山頂班長からもメッセージが入りました。

この情報を、毎年昆虫の写真を送っている同級生の「老虫博士」に送ったら以下のようなメールが来ました。

「私はトンボは良く分かりませんが、図鑑で調べたらオナガサナエみたいです。近縁種がいるようなので、一応、県博のトンボの専門家に写真を送って聞いてみます。標本にする意味はあると思いますので、残しておいてください。よろしく。 渡辺崇”」

神奈川県立博物館の方の情報が届き次第またこちらのブログにご報告しますので、ご注目くださいね。

2018年も2023年もトンボの来訪は8月の初めでしたが、今年は1ヶ月早いのでしょうか?
これからも、小さいお客様に注目していきます。

(広報委員会)
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