富士山頂でマイクロプラスチックを調査する研究室のスタッフ(写真提供:大河内副理事長)
2024年11月29日付けのFRIDAYデジタルに
“息をするだけで体内に…?
「マイクロプラスチック」は大気の中にも! 富士山頂の観測で発見”
と題して、大河内副理事長の記事が掲載されました。
富士山頂の空気から「マイクロプラスチック」が……
「マイクロプラスチックというと、陸地で出たプラスチックゴミが河川を通じて海洋に流されるものと考えられてきましたが、実は大気中にもあるんです」
こう言うのは、早稲田大学創造理工学部の大河内博教授。
アンコール遺跡周辺の大気汚染調査を行ったとき、道端にプラスチックゴミが散乱していたり、廃棄のために穴を掘ってペットボトルを埋めている光景を目の当たりにした。
「東南アジアは高温で湿度も高い。紫外線も強い。プラスチックゴミが劣化しやすく、マイクロプラスチックが大気中に放出されるだろうと考えました」
実は、大河内教授たちが調べるまで、大気中のマイクロプラスチックが調査されたことはほとんどなかったのだとか。
2024年11月29日 FRIDAYデジタルより
カンボジアの道端に放棄されたペットボトル(写真提供:大河内副理事長)
高温多湿、太陽光の紫外線などで
プラスチックゴミからマイクロプラスチックが
大気中に放出される理由や、
“人体の肺に入ったマイクロプラスチックの影響”
について説明されておりました。
「鼻や口から吸い込まれたマイクロプラスチックは肺にとどまるだけでなく、ナノプラスチックになって血管に入り込み、体中を巡ります。
これまで、血液脳関門という関所のようなところで止められるため、マイクロプラスチックは脳まで達しないと思われていましたが、今年になって脳からもマイクロおよびナノプラスチックが検出されたという報告がありました」
2024年11月29日 FRIDAYデジタルより
マイクロプラスチックの環境および健康リスク(資料提供:大河内副理事長)
東京などの都市部で起こるゲリラ豪雨や、地球温暖化
と大気中のマイクロプラスチックの関係について
詳しく書かれており、
ハッとさせられる内容になっております。
軽量かつ安価で便利なプラスチックですが
改めて
色々な素材のメリット・デメリットを理解して
使用用途、場所や、その廃棄方法を考えなくては、、、
と気づかされる記事となっております。
ぜひお読みください。
(広報委員会)
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