先週、取材のために本NPO事務所に来られた『ようこそ!富士山測候所へ』の著者の長谷川敦様が提供されたうれしい話題です。

     633958

近畿大学附属広島中学校東広島校の後期入試の入試問題(国語の第2問)には『ようこそ!富士山測候所へ』の一部が、長文読解の問題で使われています。 

採用されたのは第7章「富士山の空でマイクロプラスチックを発見! 大河内博先生」の部分です。この章の中の以下の部分が出題されました。

「現在、東南アジアでは多くの国々で経済発展が進み、プラスチックの使用量も増えています。(中略)地球環境を守るアースドクターとして、マイクロプラスチックのナゾを解明するために、大河内先生にはやらなくてはいけないことがたくさんあります。」

(『ようこそ!富士山測候所へ』p142,3行目~p150, この章の終わりまで)

受験生たちはこの文章を読み、マイクロプラスチック研究の重要性と大河内副理事長の研究活動について理解を深める問題に取り組みました。

大河内副理事長は
「驚きました!!試験問題にしていただけるなんて大変光栄なことです。個人を試験問題にするのははじめてみました。中にはなかなか難しい問題もありましたね・・・」とのこと。

なお、前期入試の問題については9月以降、当中学校のウェブサイトで公開されるとのことですが、後期入試については公開の予定はないとのことです。・・・ちょっと残念な気もしますが、どんな問題だったか想像しみるのも楽しいかもしれないですね。

桜の開花のなか、多くの学校での入学式がニュースになっていますが、この栄えある入学式に出席している新中学生の中の何人かが、大河内副理事長が富士山測候所で行っているマイクロプラスチック研究の文章を、精読して正しく解答した人たちだと思うとなにか嬉しいですね。この問題を解いた生徒さんたちが、将来、富士山測候所を使っての研究者が出来るように、富士山頂の施設を研究施設として維持し続けたいと改めて思います。

付記:なお、近畿大学附属広島中学校東広島校の入試問題として『ようこそ!富士山測候所へ』が採用されたことを当ブログで紹介することについては、著者の長谷川様を通して学校側の了承を得ています。

(広報委員会)

***************************

富士山測候所を活用する会では、ウェブサイトにて寄付を募っています。主旨や活動にご賛同いただけましたら、ぜひご支援をお願いします。
Paypayで寄付ができるようになりました。
paypay

ご寄附はこちらからお願いします
ご入会はこちらからお願いします