太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

2011年06月


御殿場にいると、遠方から時折ドーン、ドーンという音が聞こえてきます。てっきり雷と思っていましたが、自衛隊の射撃訓練とのこと。現在は、東富士演習場で18日から米海兵隊の実弾射撃訓練が行われています。

 

富士山測候所へ給電している送電線は御殿場登山口から須走方面にあり、開所に先駆けて自衛隊演習場の立入許可証をもらって点検作業を実施しています。今年の点検作業は6月30日、7月1日にかけて予定されていますが、自衛隊富士学校に先ほど問い合わせたところ、米海兵隊の訓練日程は予備日を含め7月1日までとなっており、この頃には訓練は終了しているはずで、また、もし行っていたとしても送電線の点検エリアには支障はないとのことでした。

 


以上、点検の業者の方から大丈夫ですかと、問い合わせがありましたのでお答えしておきました。

 でも、点検にあたられる方々はくれぐれもご注意ください。



 

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沖縄駐留の米海兵隊による実弾射撃訓練が18日から陸上自衛隊東富士演習場(御殿場市など)で始まる。期間は30日までの間の10日間。支援部隊を含む第12海兵連隊の第3大隊(約430人)が訓練に参加する。昨年9月に続いて10回目。

 この訓練は、米海兵隊がかつて沖縄県のキャンプ・ハンセンで行っていた県道104号越えの射撃訓練の代替として行うもの。97年度以降、沖縄の基地負担軽減のため同県での実施をやめ、陸上自衛隊の各演習場で年数回実施している。

 今回の訓練では、155ミリりゅう弾砲12門や隊員が持つ小火器を使った実弾射撃が行われる。

 訓練開始に先立ち第3大隊長のリカルド・ミヤガニー中佐らが16日、御殿場市内の米軍施設で会見し、同演習場での訓練が部隊の練度向上や即応体制維持に欠かせないと強調。訓練受け入れへの感謝を表明したうえで、「(安全面に関する)地元の懸念は承知している。安全に訓練を行うと約束する」と述べた。



あの大地震から今日でちょうど3ヶ月。

NPOが入居している事務所のビルは、あの日以来、1基のエレベーターはいまだ停止したまま。節電で止めているのかと思いきや、故障修理が終わっていないとのこと。9階の隣の住民は、地震の揺れが怖くなって先週ついに引っ越しをして出ていってしまった。余震のたびに隣同士で廊下に飛び出してきて収まるのを待っていたのが、いまはなつかしい。

地震で倒れた中古デスクトップPCはその後何もなかったように動いていたが、ゴールデンウィーク明けに電源を投入したところ・・・動かない!大事なデータが回復できるかどうか心配だったが、1ヶ月経った昨日秋葉原に持って行き、無事データをとりだすことができた。

夏期観測の準備が本格化する前に、PC環境も何とか間に合った。
ブログも今日から3ヶ月ぶりに発信を再開・・・。

(中断中の3ヶ月間の動き)

3月24日、28日-31日 三島グラウンドワークのOJT研修生を受け入れ。

4月12日 第42回運営委員会。
4月18日 山頂観測機材等設置のため、気象庁、環境省、静岡県に原状変更の許可申請。
4月26日 山頂班が太郎坊の送電線を点検。44号柱で倒木が電線に掛かっているのを確認(その後5月19日に修理)。

5月15日 第6回通常総会で前年度の決算の承認と今年度の事業計画・予算が決定。大震災のあとを受けて実施される今年の夏期観測は、参加者も観測機材も昨年より規模が縮小される模様。
5月21日 御殿場アパート物件下見。

6月1日 夏期観測で測候所に上がる研究者たちの支援基地として、御殿場市内にアパートを賃貸。
6月5日 三島グラウンドワーク主催OJT受入団体交流会。
6月7日 第43回運営委員会で観測日程、利用料金、富士山学校などの基本事項が決定。開所は7月11日、閉所は9月2日。
6月10日 夏期観測参加者のメーリングリスト作成。準備もいよいよ慌ただしくなった。

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第6回通常総会後に行われた世界的な火山学者であられる荒牧重雄氏の講演「活火山としての富士山」


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