
架空送電線の終端となる第73号柱から下方を望む
つい2ヶ月前は週末を連続して首都圏を襲った記録的な大雪。2月15日は静岡県御殿場市でも85センチの積雪となり、市内在住のOさんの話では「これまで経験したことのない大雪」とのことだった。
この大雪で心配されたのは富士山麓太郎坊にある架空送電線への影響である。送電線は富士山の大自然にさらされているため、毎年のように自然災害による被害が発生しその対処を余儀なくされているが、大雪の後、この地域に入ったことはなくその影響が懸念されていた。大雪、御殿場で85センチ 停電3000戸、通行止め相次ぐ
先週に続いて首都圏中心に記録的な大雪をもたらした低気圧の影響で県内も15日正午現在で、停電が約3千戸に上ったほか、人身事故や高速道路の通 行止めなども相次いだ。静岡地方気象台によると、15日午前9時には御殿場市で85センチの積雪を観測。沼津や三島など東部の6市町で一時、大雪警報が出 た。静岡市南部や焼津市など沿岸部中心に波浪警報も出た。
(産経ニュース 静岡 2014.2.16)
4月23日、例年より2ヶ月も前倒しして巡視点検を実施した。開所時期を早めて7月初に設定しており、また、小山町方面へ分岐する工事を控えているためである。まだ、ところどころに残雪があり、点検を終わる頃はかなり寒かったとか。
巡視結果見つかった異常は、倒木が電線にかかっている二箇所と電線が碍子から外れて落下している一箇所だけ。心配していた被害は想定以下で、杞憂に終わりひとまず安心。
これから測候所開所に向けた諸準備が本格化する。

倒木のあった第44号柱付近

碍子から電線が外れていた第69号柱