太郎坊は霧混じりの曇天だったのが、昼過ぎから雲の切れ間からひときわ鮮やかな青空と富士山の稜線が顔をのぞかせた
19日(日)御殿場へ向かう高速バスの車中で「気象庁は、今日、関東甲信地方の梅雨明け宣言を発表しました」とラジオが報じていた。待ち構えていた早稲田大、東京理科大、帝京科学大、東京学芸大、山梨大などのグループは、この日早朝から続々と山頂を目指した。観測開始はまもなくだ。
この日の午後、麓の太郎坊では助成でお世話になっている粟井英朗環境財団の粟井晶子・代表理事らが大河内グループ(早稲田大学)の観測現場を訪問された。2012年に発足した当財団は山梨県富士吉田市に本拠を構え、自ら環境保全事業を実施するとともに環境保全活動に取り組むグループへ助成・支援を行っている。
「この観測はいつからはじめたのですか?」「何か新しい結果はでてる?」「結果は世の中でどういう風に貢献しているのですか?」…内容的には厳しい質問ながら、気さくな理事長と早稲田大の緒方助教、学生の小野さん、三宅さんとの対話はとてもいい雰囲気で弾んだ。
最後はお互いに手を振って別れ。代表理事にはお忙しい中、現地まで足を運んでくださり、励ましのお言葉まで頂戴して一同感激しきり。今度は山頂にも是非足を運んでいただきたいものです。