高校生らを前に講義をする鴨川准教授
2月20日~21日にかけて、高知工科大学など高知県内3箇所を会場に「高高度発光現象の同時観測」に関する平成27年度研究発表会・交流会があり、東京学芸大学准教授でありNPO富士山測候所を活用する会理事の鴨川仁先生が「富士山頂での雷研究~雲内計測から高度放電発光現象観測まで」と題して講演を行いました。
高高度発光現象の観測を行っているのは、富士山頂だけではありません。実は北海道から鹿児島県まで全国の32の高校(SSH:スーパサイエンハイスクール)でも同時観測をしており、鴨川研究室では夏季に富士山測候所で、また冬季にはこれらの高校生と連携して研究をしています。
今回の研究発表会は、これらの高校が一同に集まり各々の研究内容を報告し、交流をはかるもの。高高度発光現象の観測や雷雲内の計測についての話を中心に、富士山頂で行っている研究活動について鴨川先生が講演し、引き続き、高校生を交えて熱心にグループ討議が行われました。
このような活動を機に様々な人に富士山測候所での活動について興味を持ってもらい、研究活動がより活発になることを願っています。
(レポーター:東京学芸大学鴨川研究室 小名木すみれ)