書籍化されたブラタモリ
NHKテレビ番組『ブラタモリ』でちょうど一年前の8月に富士山測候所を訪問したタモリさん。案内役を務めた鴨川仁・東京学芸大学准教授が「富士山は二度おいしいんです。天気が悪いときはすぐ近くで雷が撮影できる。天気が良いときも遠くで発生する雷現象が撮れるから」とあのとき説明されていた。
同番組がこのたび書籍化された。テレビ番組を本にしても、あまり変わり映えがしないのではと思っていたが、テレビとは違った切り口で編集された本の内容は、画像も豊富でとてもわかりやすい。富士山に関する情報も満載されており、あのタモリさんを通して富士山測候所を活用する会の活動を知っていただくことができるのは、何よりも有難い。
テレビ放送は昨年10月だったが、好評を得て今年の新年4日に再放送。そして今回は書籍化。富士山測候所は二度どころか、三度おいしいことになる。
(内容)
第2章 富士山
富士山はなぜ美しい? 富士山本宮浅間大社/富士山の裾野はどこまで?/美しさの秘密がわかる「宝永火口」
富士山の美 謎の「ダイダラボッチの足跡」/富士山にはかつて2つの山頂があった?
富士山頂 人はなぜ富士山頂を目指す? 富士浅間大社奥宮/山頂火口と剣ヶ峰/旧・富士山測候所を訪問