本日(7月6日),WNI気象文化創造センターより「気象文化大賞」の賞状が届きました。
これは「草の根的・実用的」な本NPOの研究事業が評価されたもので、助成金(100万円)が頂けます。
今年の緊縮財政のNPOには干天の慈雨です。
あなたが第8回気象文化大賞に応募された企画は草の根的・実用的な研究事業としての推進が大いに期待できるものでした。よって、ここに助成金を贈呈するとともにこれを賞します
研究・活動テーマは「富士山頂から地球環境問題の最先端を発信する」で、研究拠点としている旧富士山測候所において研究者の取得する環境科学データをリアルタイム配信し、
- 広範囲の研究者と情報共有することにより、より広範囲の学術的成果を得るとともに、環境保全や災害対策などにその成果を活かす。
- 多くの地域住民や学生・生徒などに大気環境状況を認識してもらう。
- さらに、山頂から環境科学の専門家のレクチャーをインターネット配信し、環境問題の基礎知識のみならずデータの開設、環境研究現場の最前線も地域住民や学生・生徒に啓発する。
というものです。
今夏山頂に取り付ける3台のライブカメラ。左端がWNI助成金で新たに購入したカメラ
この一環として、早速、助成金の一部で山頂に設置するライブカメラを1台購入しました。
ライブカメラは昨年まで、西方面と東方面の画像を夏の間毎日、20分おきにお届けしていました。今夏からは、これに南方面を加えてさらに広範なアングルで撮った画像をお送りする予定です。その3台目のカメラの購入にこの助成金を充当させていただいたものです。
装置は今日から上山中の鴨川仁・学芸大准教授が取り付け、早ければ9日(月)朝にはホームページから画像配信を開始する予定です。日本最高地点からのライブビューにご期待ください。
(広報委員会)