太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

2022年06月


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5月27日13時30分~15時に、一般財団法人WNI気象文化創造センター、第11回気象文化大賞 成果報告会が、Zoomを用いたオンライに会議形式で行われ、2021年度の気象文化大賞を受賞者の安本勝・富士山環境研究センター研究員と 長尾年恭・富士山環境研究センターシニアリサーチフェロー(NPO理事)が受賞講演を行いました。

昨年に続き今年の成果報告会もZoomによる発表でした

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安本研究員による発表


以前のブログでもご紹介しましたが、このWNI気象文化大賞の受賞はの受賞は富士山環境センター
LERMF)の飛躍的な活動を何よりも示しています。センターの今後の活動を是非ご期待ください。

(広報委員会)

認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

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 東京事務所(4名)と、スイス、福井、つくば、千葉と結んだハイブリッド会議の様子

4月24日は久し振りの開催となった「芙蓉日記の会」の打ち合わせでした。事務所に4名、画面には、スイス1名、金沢1名、つくば1名、千葉県1名と国際的なミーティング(といっても、Martin Hoodさんは日本語ができるので、会話はもっぱら日本語で)でしたが、一同がその場で居合わせているのと同じような感覚で、何ら違和感なく使用することができました。

NPOが東京都のテレワーク助成で購入した新しいハイブリッド装置の初めての利用ということでした。この日のミーティングに合わせてセッティングしてくださった事務局や静岡県立大学の関係者の皆様には、この場をお借りしてお礼申し上げます。

「芙蓉日記の会」の打ち合わせは第9回(2021年11月20日)以来1年半ぶりの開催となりましたが、会の中心となる大森氏が不参加となったため資料に関する討議は次回へ廻し、Martin Hood 氏の 『Alpinist』 の原稿関連の話題、山本氏の日本気象学会、日本科学史学会発表の件および富士山測候所ジオラマなどに集中しました。

『Alpinist』は「登山文学と登山」に特化したアメリカの山岳雑誌。登山家でもあるMartin Hood氏がその編集者から依頼を受け、野中至と千代子についての記事 "Eighty-two days on Mt Fuji" を執筆しています。

原稿は目下 Fact checking の段階で、熱心な編集者から野中至の最初の登山の日程の確認など細かい質問があり、それに答えているところだとのことです。季刊誌なので掲載は6月号の予定との報告。H. 晴美氏からも「日本山岳会の図書館にも届いているので楽しみにしている」と大森氏より連絡があったとの紹介がありました。

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関連して、Martin Hood 氏提供の Mendenhall students について、集合写真に写っている中のどれが和田雄治の若い頃であるかについて議論になりました。あくまで推測ですが、和田雄治の曾孫に当たる方からの情報で、前列向かって右端の方ではないかという結論?になりました。

なお、1895年の野中至・千代子の観測における和田雄治の役割、至の山頂観測データ(HPに公開中)の取り扱いなどについて、議論が行われました。

山本哲氏は 日本気象学会(2022年春季大会)、日本科学史学会(2022年5月28-29日)で下記の講演を行うことが報告されました。

山本哲「大日本気象学会会員 野中至(到)・千代子」
山本哲「教えられた初の富士山頂冬季気象観測」

また、関連した資料『アラレ』(俳句雑誌)や「女大学」(萬朝報)掲載の写真などについても議論を行いました。

ジオラマに関しては、1895年当時の野中至の小屋が、現在の山頂の施設のどの辺りにあったかについて議論がありました。小屋は現在の3号庁舎と測風塔の間付近にあったといわれており、ジオラマの上に模型の小屋を置くと非常に小さく、当時の観測が厳しい自然の中でいかに大変だったかを改めて痛感しました。

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制作者の中山氏によると、ジオラマは気象庁から借用した図面をもとに200分の1の縮尺でほぼ忠実に再現したもので、「野中小屋」の製作にあたっては、『富士案内・野中至』(大森久雄編、平凡社ライブラリー、2006)p111にあった小屋の仕様の記述を参考にしたとのこと。今後、このジオラマが芙蓉日記の会の議論の中で、当時の山頂の様子を知るうえで活用されることと思います。

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(芙蓉日記の会&広報委員会)





認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。



SBSそれが知りたい
5月7日に韓国のSBSテレビ「そこが知りたい」

5月7日(土)韓国のSBSテレビ
「それが知りたい」1305回  

予告された災い - 富士山は爆発するか

1305회  그것이 알고싶다
예고된 재앙 - 후지산은 폭발하는가


という番組が放映されました。

この番組内で
本NPOの藤井敏嗣理事と長尾年恭理事がコメントしております。


藤井韓国SBS


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일본의 상징이자, 일본 최초의 국립공원이기도 한 후지산(富士山). 일본인들에게는 새해 첫 꿈에서 후지산을 보면 천운이 내린다는 이야기가 있을 정도로 신성시되고 있는 영산으로,

2013년엔 ‘성스러운 장소 그리고 예술적 영감의 원천’이라는 부제와 함께, 세계 문화유산에 등재되기도 했다. 후지산은 해발 3,776m로 일본에서 가장 높으며, 정상 인근은 거의 1년 내내 만년설로 덮여 있는데, 맑은 날에는 100㎞ 이상 떨어진 도쿄 지역에서도 그 아름다운 풍광을 선명하게 볼 수 있다. 이런 후지산을 두고 지난 1월부터, 올해 안에 후지산이 분화해도 전혀 이상하지 않다는 전문가들과 언론의 관측이 이어지며, 후지산 폭발설이 제기되고 있다. 후지산이 폭발하면 주변뿐 아니라 수도인 도쿄 지역까지 영향받을 수 있어, 일본에서는 대재앙에 대비해야한다는 움직임도 일어나고 있다는데... 2022년, 과연 후지산은 폭발할 가능성이 있는 것일까





日本の象徴、また日本初の国立公園でもある富士山。
元旦に富士山の夢を見ると「縁起が良い」と親しまれている山でもあります。2013年には「富士山~信仰の対象と芸術の源泉~」として、世界文化遺産にも登録されました。
標高3,776mの富士山は、日本で最も高い山です。頂上近隣は冬季には雪で覆われています。晴れた日には100キロ以上離れた東京都心でもその美しい景色を鮮やかに見ることができます。

その富士山ですが、科学的根拠に基づいて「いつ噴火してもおかしくない」と専門家たちが指摘しています。
 噴火すると富士山周辺だけでなく、東京都心まで影響を及ぼすと危惧されています。
この大災害に備えなければならないという動きも起きているのですが…
2022年、果たして富士山は爆発する可能性があるのでしょうか?



と、番組は始まります。

前回(1月17日)の放送に続いて
再び「富士山の噴火(爆発)」を取り上げるということは、
もはや「国内問題」だけではない印象を受けました。

防災における国際協力にも、
本NPOの理事の仕事が
広く注目されていると伺えます。

(広報委員会:M)
 ※ 韓国出身の義理弟の協力の元、翻訳しました。 



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2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
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