太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

2023年07月




世界中で問題となっているプラスチック問題。
この環境問題について、
令和5年5月29日(月)13:00~
徳島県徳島市の「あわぎんホール」にて
主催:独立行政法人環境再生保全機構、一般社団法人日本環境化学会、
   日本環境毒性学会、日本内分泌撹乱物質学会
のシンポジウムが行われました。

第4回ERCA環境研究シンポジウム・第2回環境化学物質3学会合同大会
「環境研究総合推進費によるマイクロプラスチック問題の現状と研究について」


このシンポジウムで本NPO副理事長である
大河内 博(早稲田大学教授)が講演し、
取材を受け、6月5日 テレビトクシマにて放映されました!


無題

最後のインタビューでは、

色んな研究課題はありますが、
大気化学関係でマイクロプラスチックを
扱っている研究者があまりいないので
日本国内で研究者を増やし、
世界でリードできる重要な分野ではないか?


という大河内副理事長のコメントが印象的でした。

ぜひご覧ください!


(広報委員会)



認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

富士山頂ライブカメラの映像配信を開始しました。

7月2日(日)に富士山測候所の屋上にネットワークカメラMORECA(MOBILE REMOTE CAMERA:株式会社CHO&Company製品)を設置し、一般の方々にも見られる環境でのテスト運用を兼ねて、YouTubeにてライブ配信を行ってきました。
山頂は過酷な天候のため映像配信が難しい環境ですが、天候の良い日は安定した映像が配信できるようになりましたので、この度、一般公開を告知することができました。

20230707
 7月7日の御来光

富士山測候所の屋上に東の空に向けてカメラを設置します。
かなり急な角度で上向きに設置しているのがわかります。

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 カメラを取り付け中の鴨川専務理事と山のスペシャリスト山頂班

この日は天気が良かったので作業がとてもはかどりました。

IMG_4746

撮影された映像はYouTubeにて24時間ライブ配信しています。



https://www.youtube.com/watch?v=Pm6rYzR_bnk


今回は御来光の時間帯を早送りした映像を(できる限り)Instagram、facebook、Twitterにアップしていきます。
様々な理由で登山できない人に映像を提供し、見ていただきたいと思います。

また、一日の映像を15秒ほどのタイムラプスに加工し、こちらも(できる限り)Instagram、facebook、Twitterにアップしていきます。


 7月7日の一日を15秒間のタイムラプス動画にしたサンプル映像です


 7月12日の4時20分~5時の御来光シーンをピックアップしたサンプル映像です




富士山頂からの映像は、夏期観測が終了する9月9日までライブ配信する予定です。

※チャンネル登録もお願いします。
https://www.youtube.com/watch?v=Pm6rYzR_bnk


**************************
本ライブカメラの運用資金の一部は、Yahoo!基金『2023年度防災減災活動支援助成プログラム』及び
静岡県富士山後世継承基金の助成金よって運用されています。


(広報委員会)

認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。


7月3日山頂班からです。
真夏のような日差しで早速屋根の上で布団が干されています。

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  7月3日(撮影:山頂班)
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 7月3日(撮影:山頂班)
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  7月3日(撮影:山頂班)カメノコテントウ

昆虫も見つかっています。

これは2021年8月13日の本ブログでご紹介したキンカメムシとよく似ているでしょうか?
早速、おなじみの「ムシ博士」に問い合わせたところ、
「この虫はカメムシではなくて、テントウムシの仲間です。カメノコテントウです。大型種なので、写真だけでも判定できます。
 ブログに出ているのはオオキンカメムシで、半翅目の種です。こちら甲虫目の種です」
との明快なメールを頂きました。

なお、岩崎洋山頂班長からも、下記の情報が来ました。

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今年も、富士山頂に昆虫がたくさん来るのでしょうか?楽しみです。

ちなみに富士山頂には昆虫が生活できる環境がないのですが、気流に乗って運ばれてくると思われるものが毎年何件か報告されています。これまでの報告では下記のようなものがあります。

「(富士山測候所では)昭和43年から46年まで、山頂で昆虫採取が行われ、約100種の昆虫が採取された。これらの昆虫は殆どのものが平地で生育する種類であった。昆虫は草も花もなく、岩と砂だけの4000mに近い山頂へ、どうして飛んでくるのだろう。それは、平地を飛んでいて、いつの間にか上昇気流に乗って山頂まで来てしまったものらしい。この虫たちは、下界に降りられなければ死んでしまうと考えられる。
 山頂で昆虫が見られるのは6月から9月のあいだで、風が弱い好天の日、気温は1度以上、5度以上になると多く、10度以上では特に多い。」(中島博『カンテラ日記』(ちくま少年図書館、1985、p174-5)

続けて今年の観測で初めての夕陽が送られてきました。

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  7月3日 今年の観測で初めての山頂からの入日です。(撮影:山頂班)

次は7月4日のご来光です!!

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  7月4日 (撮影:山頂班)

「今朝起きてみると外は白い世界でした。昨日とのギャップがすごいですね。それでも登山者は続々上がってきています。今日もよい天気になりそうです」「白くなったのは雪というよりは霰のようなものかと思います。今朝は0度近くまで下がりました」

山頂の天気はまだ安定していないようですね。
(広報委員会)

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2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

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ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。


7月1日は暴風雨の中、それでも無事に9:15に開所しましたが、7月2日は打って変わった快晴です。
山頂班からの写真を4枚ご紹介します。(撮影は、朝5時ごろです)

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  2023年7月2日5時(撮影:山頂班)

山頂班から
「日曜日の富士山、なかなかの盛況です。大日岳の頂上に富士吉田から登ってきた登山者の姿が見えるかと思います」

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 2023年7月2日5時(撮影:山頂班)
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 2023年7月2日5時(撮影:山頂班)
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 2023年7月2日5時(撮影:山頂班)
「山梨側の開山日が週末だということもあって、今日は吉田口の頂上を中心に混雑しています。表向きはお鉢巡りは通行止めとのことですが、剣が峰も午後になっても人の往来が絶えません。いよいよ夏山シーズン到来といった感じですね。ただ山頂にはいま開いている小屋もトイレもないため、山頂班も登山者から「トイレありませんか?」と何度も聞かれています。せっかく山開きするならその辺の日程のすり合わせが必要なんじゃないかと思っちゃいます」・・・山頂班のつぶやきです。

ご存じの通り、山頂ではゴミなど全てのものが持ち帰りになっています。全登山道の山開きが行われて、山小屋や環境省バイオトイレ(有料)が利用できる場合はよいのですが、それ以外の場合は各自が自前で携帯トイレを準備してからの登山が原則です。
 本NPOでは、山頂測候所利用者のトイレ利用に関する費用はあらかじめ予算を決めて準備してありますが、部外者の一般登山者の分までは賄いきれません。ほんの数時間解放しただけでも、繁忙期にはパンクしてしまいます。そうすると研究を中断して撤収せざるをえなくなります。とても心苦く思いながら「トイレは貸せません」と答える他はないのです。
 この点を登山者に周知しないで山開きをされているので、上記のような事情が生じます。世界遺産登録10年目の今年ですが、まだ問題が残っていますね。

なお、環境省のバイオトイレについては下記で問い合わせることができます。
富士山オフィシャルサイト:富士山における適正利用推進協議会
(事務局:環境省富士箱根伊豆国立公園管理事務所、山梨県、静岡県)より
 問い合わせ先
環境省沼津管理官事務所 
電話:055-931-3261


なお、7月2日には研究グループの荷上げも行われました。

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 7月2日早朝の御殿場から(撮影:NPO事務局)

鴨川専務理事グループで参加した事務局から、御殿場から見た富士山の写真も届いています。

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 荷上げの模様

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 快晴で珍しく西伊豆がよく見えます。

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 火口お鉢にはまだ残雪が

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7月2日には鴨川グループの他に、ドコモグループ、KDDIグループの資材の荷上げも無事完了しています。

(広報委員会)

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また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

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2023年7月1日(撮影:山頂班)

御殿場基地事務所より
川原庸照山頂班長のメールが入りました。

各位
先ほど山頂班から連絡があり、9:15無事開所の連絡が入りました。
今年の測候所が動き始めました。
今年もよろしくお願いいたします。
御殿場事務所 川原


午後3時過ぎに山頂から上の写真が送られてきました。

午前中は暴風雨でしたが、なんとかすべての搬入を終えました。
午後3時過ぎ散らかっていた庁舎内もようやく落ち着きました。
外は現在、霧雨。風は時折強く吹くものの午前中と比べると格段に穏やかです

今年の夏期観測は無事スタートです。

(広報委員会)



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また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。


しかしながら、資金面に関しては、
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