太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

2023年10月

10月21日秋晴れの土曜日、銀座1丁目の中小企業会館会議室CおよびZoomによるハイブリッド形式で、夏期観測2023反省会が行われました。参加者:会場12名、Zoom12名

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15:00に加藤俊吾理事(学術科学委員長)の進行で、最初に今年のトピックスとして、前回のブログで紹介した御来光カメラの纏めが紹介され、「今年の御来光は思ったより高頻度で見られた」と導入から始まり、次いで、恒例の参加者によるアンケートを紹介しながら、今年の夏期観測を振り返りました。
アンケートの「疑問点」には部屋の環境対策、人数制限などに関するものが多く…

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コロナ対策の現状、室温の違い(1号と2号)などについて今後に向けての疑問や、

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来年への懸念としては、気象庁との新たな契約によって2号庁はの畳部屋が使えなくなること、共有部分をどうするかなど、多くの質問がありました。

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発動発電機の利用を出来るだけ少なくしてほしいこと、気象庁の業者との対応などについても質問があり、今後の課題になりそうです。
各参加者の意見に対して、岩崎洋山頂班長の回答、時には事務局と気象庁の話し合いの内容について、「どうしてほしいかが返ってこない」という苦言も含めて、意見交換がありました。

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山頂の日常に関する本ブログ「夏期観測2023 富士山頂の現場から」にも思いがけない好評をいただきました。

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スライドによる説明の後は、参加者各自の「一言」が、主にZoomで行われました。大河内副理事長グループの英紙ガーディアンにまで掲載されたマイクロプラスチック研究が無事行われ、取材もあったとの報告や、加藤理事グループなどの継続研究、それに加えて、国立環境研の寺尾先生の「初めての体験」や、初めてセミナーを開催された電気通信大の柳井先生のコロナ禍で出来なかったものをやっと成功させた喜びと「青空セミナー」の報告もありました。

電話グループのソフトバンク・松田様、ドコモ・井上様、楽天モバイル・有田様、KDDI・村田様のお話も伺いました。トライアルの東京大学の戸野倉先生は会場から参加され、同じく法政大の学生・望月さんはZoom参加でした。

スライド終了後、電気をつけて三浦理事長の裏方としての経験談、太郎坊での観測などに続いて、ブログ担当の土器屋理事にもマイクが回って、山頂班への協力のお礼と、来年は研究グループの動向をもっと書くための写真提供のお願いがありました。

予定より少し早く16時20分み会議は終了し、後は来年に向けての具体的な雑談になりましたが、例年のことながら、有意義な集まりで、これからデータを整理して成果報告会へ向けて、そして来年の夏期観測へ向けての「一区切り」となりました。

(広報委員会)

認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは

2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。

前回(2023年10月6日)のブログ
大河内副理事長の山岳大気における
マイクロプラスチック観測についての
各メディアに掲載された記事を紹介しましたが、
有名な英国の大手新聞ガーディアン紙にも掲載されました。

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記事を翻訳すると以下の様な文章が書かれています。

マイクロプラスチック(MPs)は海底から南極の氷に至るまで、あらゆる場所で発見されているが、今回新たな研究によって、日本の2つの山の頂上にかかる雲という新しい場所で検出されたことは驚くべきことである。

富士山と大山(神奈川県)周辺の雲には、無視できない微小なプラスチック片が含まれており、この汚染がいかに長距離に広がり、「プラスチックの雨」によって地球の作物や水を汚染するかを示唆している。サンプルにはプラスチックが濃縮されており、これが雲を形成していると考えられている。

第一著者である早稲田の大河内博教授によると、プラスチック大気汚染 の問題に積極的に、いま取り組まなければ、気候変動や生態系のリスクが現実のものとなり、将来、取り返しのつかない深刻な環境破壊を引き起こすかもしれない。

この論文は『Environmental Chemistry Letters』誌に掲載されたもので、
著者らはこれがMPsの雲水中で最初に発見した論文であると考えている。

ヒトや動物はMPsを大量に摂取したり、吸い込んだりしており、ヒトの肺、脳、心臓、血液、胎盤、糞便から検出されている。
MPsの毒性はまだ研究中だが、マウスをMPsに暴露させた新しい研究では、行動の変化など健康上の問題が指摘されており、他の研究ではがんや過敏性腸症候群との関連が見つかっている。

早稲田大学の研究者たちは、1300〜3776メートルの高度でサンプルを採取し、ポリウレタンのような9種類のポリマーと1種類のゴムを発見した。雲の霧には1リットルあたり6.7~13.9個のマイクロプラスチックが含まれており、その中には親水性のプラスチックの破片が大量に含まれていた。MPsは大気圏上層部で紫外線にさらされると分解が早くなり、温室効果ガスを発生させるためと思わる。緩衝能の小さい極域の雲にこれらのMPsが高濃度で存在すると、生態系のバランスが崩れると著者らは指摘する。

今回の発見は、MPsがいかに移動性が高く、大気や環境中を長距離移動できるかを明らかにした。また、著者らは、空気中に漂うプラスチックの主な発生源は、海塩の飛沫、つまりエアロゾルである可能性があるとし、また、道路を走る自動車が巻き上げる埃もまた、発生源の一種である。
大河内理事らの論文は、世界的に認識され、すでに100を超えるWebニュースで紹介されています。

日本語、英語のみならず、
フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、中国語など多言語のニュースや、
百科事典 Encyclopedia Britanica(2023.10.3)にも紹介されています。

芙蓉日記の会の
Martin Hoodさん(スイス在住)から
掲載の「おめでとう」のコメントが書かれたメールを頂きました。

Congratulations are in order - I was pleased to see an article in the Guardian, the UK's "Asahi Shinbun", about research on microplastics in clouds, quoting a recent paper by Okochi Hiroshi and others. The research, it seems, was conducted at the Mount Fuji Research Station and also at Tarobo. You can find the article here

Regarding Okochi-sensei's paper, I thought it was very readable - and gave an excellent overview of the whole microplastic problem. 
I suspect that other newspapers and journals will soon pick up this story - it is quite a dramatic discovery, and highlights the role of the Mount Fuji Research Station too....

今後の広がりを予想し、
富士山環境研究所の研究の一つのハイライトになると述べています。

いまや、大河内先生の富士山での大気観測による
マイクロプラスチックの発見は
世界を駆け巡るニュースになっているようです。

本NPO全体にとって嬉しいニュースですね。
(広報委員会)


認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。


また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。


しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
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10月7日、アフガニスタン西部で、マグニチュード6.3の地震が発生し、さらに同規模の地震が11日までに複数回発生しました。日本の震度で言えば震度6弱程度であったと推察されます。少なくとも2,000名以上の死亡が確認されているようです。

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米国地質調査所による震源位置とマグニチュードなど

アフガニスタンはこれまで、国の東部で規模の大きな地震が発生することが多く、2022年6月にも東部で1,000人以上が死亡するM5.9の地震が発生しています。

被災地には土やれんがなどを使った耐震性の低い家屋が多く、多数の家屋が倒壊したことで被害が拡大しました。特に一般の住戸はアドビ(Adobe)と呼ばれる日干しレンガが建築材料として多く用いられています。住宅の多くは鉄筋などで補強されておらず、耐震性が低いことから日本の震度階の震度5弱レベルの揺れでも大きく崩れて、人的な被害が発生してしまいます。特に石作りやレンガ作りの建物では、”パンケーキクラッシュ”と呼ばれる崩壊が発生してしまします。パンケーキクラッシュとは、建物を支える柱などが地震の揺れで急激に破壊され、強度が一気に失われ、上の階が下の階に次々に落ちてパンケーキのように床が重なってしまう崩壊様式です。数秒間のうちに建物全体がほぼ真下に崩れることがあり、建物の中にいた人が逃げるのは極めて困難なのです。

この地域はユーラシアプレートとインドプレートの衝突により、ヒマラヤ山脈の東側と西側にも力がかかり、ひずみがたまっています。アフガニスタンやパキスタンには南北にのびる大きな断層があり、1505年や1892年、それに1935年にもマグニチュード7クラスの地震が発生しています。

ちなみにAdobeという名前は、PhotoshopやIllustrator、いまや世界標準となったPDFなどのソフトでおなじみのAdobeと同じですが、名前の由来はどうやら関係無いようです。アドビ(Adobe)の由来は、カリフォルニア州ロスアルトスにある創設者の一人であるジョン・E・ワーノックの自宅の裏に流れているアドビクリーク(Adobe Creek)という川の名前から名付けられたようです。

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adobeとは「日干しレンガ」の事。紀元前3,000年ごろにはすでに
使用されていた。黄土地帯では無尽蔵にある黄土に麦藁などを入れて
水で練って乾燥させればそれで完成。

 今年は2月にトルコ・シリアでの大地震、9月にはモロッコでも大きな被害地震、そしてこのアフガニスタンの地震です。これら3つの地震はすべて世界の3大地震帯(1:環太平洋地震帯、2:中央海嶺系地震帯、3:アルプスーヒマラヤ地震帯)のうちの3番目のアルプスーヒマラヤ地震帯で発生しています。ユーラシアプレートに対して、インドプレートの衝突が世界の屋根と呼ばれるヒマラヤ山脈を作り、今回のアフガニスタン地域にも歪を蓄積しています。ちなみにアラビアプレートの衝突が2月のトルコの地震を引き起こしました。モロッコの地震はアフリカプレートの動きが関係しているのです。

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 次にお示しするのは全世界のプレート分布の図です。プレートテクトニクスは、現代の地球科学においては数学の公理に匹敵する学説となっており、プレートテクトニクスが提唱される前に、どこで地震が発生するかは観測によりわかっていましたが、なぜそこで地震が発生するかはプレートテクトニクス説が出現するまで、説明できなかったのです。

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世界のプレートの分布
(文責:長尾年恭)


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9月1日のブログでお知らせしましたが、三浦雄一郎顧問の快挙について、会員の三浦ひろみ様(八戸在住)から新聞の切り抜きとともにお便りをいただきました。

「…地元紙デーリー東北に90歳の三浦雄一郎氏の記事が8月28日、30日、9月1日に記載、テレビでも取り上げられておりました。そちらの顧問でもいらっしゃるので感激ひとしおです。」

デイリー東北記事5

8月28日「三浦雄一郎さん富士山頂に挑む、90歳車いすで、リハビリ最高の目標」
30日 「三浦さん、富士山頂へ出発 車いすで支援、明日到着へ」
31日 「9合目到着、高校生が合流」
9月1日「三浦さん 富士山頂到着 車いす、家族や仲間ら支援、90歳「将来は自分の脚で」(一面)
 「閉塞社会に与える希望 障害者の可能性示す、三浦さん富士山登頂」(社会面)

記事の表題を見ただけでも、東北の読者の方々の三浦雄一郎顧問への熱い思いが伝わります。
ご出身が青森県青森市とのこと。

首都圏の新聞はそれに比べて…と思っていましたが、9月17日(日)の朝日新聞の24面「Reライフ 人生充実」の半面の大きい記事で「90歳“みんな”で目指した頂、三浦雄一郎さん 車いすで挑んだ富士山、病で足がまひ 自分への好奇心 仲間40人が支える」という記事が出ています。

朝日(日曜日)
 朝日新聞9月17日、24面の記事の一部

この記事は、富士山頂へ同行した一人で慶応大学大学院メディア研究科の渡辺光博教授の
どんな状況でも悲観せず、常に先を見ている。そのことが元気の秘訣だろう。今後も人間の可能性を切り開いてほしい(朝日新聞9月17日)
という言葉で結ばれています。

朝日新聞デジタル「車いすで富士山頂「夢だった」 三浦雄一郎さん90歳で尽きぬ冒険心」


さらに、三浦ひろみ様から「敬老の日の記事です」ということで、9月19日のデイリー東北の記事が送られてきました。
「積み重ねた年月の先に」
冒険家三浦さん(90)、訪問診療医小堀さん(85)対談

対談
 デイリー東北、2023年9月19日の記事の一部

小堀欧一郎さんは森鴎外の孫です。
外科医としてあらゆる手段で患者を生かそうとしてきましたが、訪問診療で700人の死と向き合った今は生と死に境があるように見えなくて重なって見えるんです。
といわれ、
生きている限りは『もっとこうしてみたい』ということを持ちながら生きたいと思っています。
という積極的な三浦顧問との対談は、社会の80%のシンボル(三浦顧問)と「20%のシンボルになりたい男」(小堀先生)の対談と小堀先生がまとめられたように、大変示唆に富んだ興味深いものです。



以下は本NPO山本正嘉副理事長のコメントです。
「山を舞台とした極限的なパフォーマンスで、何度も世界をあっと言わせてきた三浦雄一郎さんの原点は、いつも富士山にありました。1966年には、富士山頂から五合目までわずか1分半で直滑降するという快挙を成し遂げました。それに手応えを得て1975年には、エベレスト・サウスコルからの滑降を成功させました。
70歳となった2003年には、エベレストの最高齢登頂に成功しました。この時は、私たちが富士山で行っていた、高所トレーニング科学の研究成果を元にアドバイスをしました。2年間で20回もの富士登山を行い、ヒマラヤで通用する高所順応と体力を身につけたことが、成功の大きな原動力となりました。
そして今回の富士登山では、障がい者となったご自身の身をもって、大きな可能性をアピールしました。三浦さんの趣味は「世間をあっと言わせること」だそうです。どんな極限状況でも、遊び心を忘れないのが三浦さんの真骨頂です。これからもどんな発想で私たちをびっくりさせ、また希望を与えてくれるのか楽しみです。」

これからも三浦雄一郎顧問の活躍から元気と希望を頂きたいですね。

(広報委員会)

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また
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2023夏期観測期間中にライブカメラは7月3日~9月2日の間で60日間稼働しました。
その期間で御来光をライブカメラで記録できた日数を集計しました。

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「◯:よく見えた日数:22日」
「△:一部雲に隠れたが見えた日数:20日」
「▲:雲に邪魔されよく見えなかった日数:5日」
「✕:見えなかった日数:13日」

今年の夏期観測は晴天に恵まれたため、60日間で42回、YouTubeのライブ映像で御来光をお届けすることができました。

また、YouTubeチャンネル「富士山頂ライブカメラ」の登録者数、アクセス数も昨年より飛躍的に向上しました。

チャンネル登録者数:2,186人
視聴回数:140,110回
総再生時間:8,898.9時間
公開ショート動画の視聴回数:8997 回


夏期観測2023 御来光アーカイブのページでは、御来光シーンをYouTubeにてまとめてご覧いただけます。

YouTubeチャンネル「富士山頂ライブカメラ」では、御来光シーンやペルセウス座流星群、雷映像など、ライブカメラが捉えた富士山頂からの映像を順次アップする予定です。

また、夏期観測中ライブカメラで撮影した映像は、オフィシャルサイト会員限定ページにて丸一日ノーカットでご覧いただけます。
会員になるにはこちらを御覧ください。

YouTubeチャンネル「富士山頂ライブカメラ」はこちらから。

(広報委員会)

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