太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

2023年12月07日

washingtonpost01
The New York Times
 ウェブサイトより
2023年12月5日、The New York Times ウェブサイトに
"20 Things That Happened for the First Time in 2023“
という記事が掲載されました。
 
 "20 Things That Happened for the First Time in 2023“
 
 この記事は「ターニングポイント」というシリーズの一環で、
 今年の重要な瞬間が来年にとってどのような意味を持つのかをライターが探ります。
The New York Timesが選んだ気になる20のトピックスのタイトルは下記のとおり。
1.イスラム教のラマダン(断食月)を記念して、ロンドンのウェスト・エンドに3万個のホリデー・イルミネーションが飾られた。
2.2匹の雄マウスの細胞から生きた子孫が産まれた。
3. ジミン(K-Pop)は韓国人ソロ・アーティストとして初めてチャート1位を獲得
4.中国の国際決済によると、中国の通貨が米ドルを追い越した。
5. 科学者が地球のマントルから岩石の抽出に成功。
6.タイタニック号の残骸のフルサイズの3Dスキャンが5月に初めて公開された。
7.脳と脊髄にインプラントを埋め込んだことで、半身不随の男性が受傷から10年以上も経って自分の思考を使って再び歩けるようになった
8.日本の人口の10%以上が80歳以上になった。
9.産後うつ病に対する最初の市販の経口避妊薬と錠剤を承認。
10. 初のメタン燃料ロケットが宇宙へ打ち上げ。(中国)
11.ブラジル憲法が先住民の言語に公式翻訳される。
12.インドが月の南極付近に探査機を着陸させる。
13.A.I.が古代ローマの巻物の文章解読に貢献
14.ヴァージン・ギャラクティック社は8月、初の観光客グループを宇宙へ飛ばした。
15.雲の中にマイクロプラスチックが見つかった。日本の研究者が発見。
16.カテゴリー5の嵐は、世界のすべての海盆で発生する。
17.致死率の高い鳥インフルエンザの変異株が南極大陸に上陸。
18.女性もバチカンの主要な会議で投票(修道女や平信徒の女性も初めてシノドスで投票権を持つ)
19.研究者たちは、132億年前のブラックホールを発見した。
20.地球は観測史上最も暑い12ヶ月の期間を迎えている。

なんと15番目に、本NPO大河内副理事長の研究が取り上げられました。
washingtonpost02
The New York Times
ウェブサイトより
 「雲の中にマイクロプラスチックが見つかった。日本の研究者が発見」
15. Microplastics are found in the clouds.と題して掲載!



記事は翻訳すると、このように書かれております。
 15.雲の中にマイクロプラスチックが見つかった。日本の研究者が発見。

2023年8月、学術誌「Environmental Chemistry Letters」に掲載された論文によると、
日本の研究者たちはマイクロプラスチックが雲の中にあるという証拠を発見し、気候への影響の可能性について疑問を投げかけています。
東京の早稲田大学の科学者たちは、富士山の上空の雲の中に、主に海から来たと思われる空気中のマイクロプラスチックを発見しました。

2023年も、残すところ一か月を切りました
本年は、富士山での観測が世界へ羽ばたく年になったようです。

(広報委員会)




認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは


2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。




↑このページのトップヘ