長田尾根登山路建設記念碑(2024年7月19日、撮影:岩崎洋)
7月12日のブログでご紹介した8合目長田尾根にある句碑について、現在はどうなっているか気なっていましたが、山頂班の交替勤務の下山のときに岩崎洋班長が写した写真が届きました。
長田尾根登山路建設記念碑(2024年7月19日、撮影:岩崎洋)
おなじみの伊藤霜楓「飛雪尾根声あげて 声奪はるゝ」の句がはっきり読めます。
長田尾根登山路建設記念碑(2024年7月19日、撮影:岩崎洋)
なお、逆サイドには「いつ水の流れしあとや蕗の薹 輝峰」とあり
左横に「畠山久尚書」とあります。
畠山久尚氏は。1963年3月26日から1965年3月30日まで気象庁長官を勤められましたが、記念碑の建立にあたり殉職された職員・長田輝雄氏のために揮毫されたのかと思われます。
このことを、先日の『富士山で俳句教室』について問い合わせを頂いた、著者の助手の方に送ったら、
「そういうことだったのですね!!
「御胎内くぐりて富士の天高し」これは掲載されている堀本裕樹(著者)の句ですが、
こんなぱっと明るくなったような気持ちになりました。」
とのメールを頂きました。
前版(ちくまプリマー版)でこの句を畠山久尚作となっていたことの謎が解けたわけです。
今年は『NHK俳句(1月号)』に冬富士の写真とコラムを載せていただいたり、俳句とご縁があるようです。
富士山周辺にはまだいくつかの句碑があるとのこと。また何かのつながりがあるとよいですね。
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