朝日新聞「天声人語」によると
「・・・・国土地理院が今月、全国の三角点や水準点の標高データを一新した。地震などで生じた値のズレを、これまでは10年以上もかけて地表で尺取虫のように測量を繰り返すことで補正してきたが、衛星を使ったやり方に改めたからだ、このためそうです。
富士山の三角点の標高は 3775m51cmから56cmに。ちょっとだけ高くなった。・・・・」
4月19日朝日新聞「天声人語」より
記事は伊能忠敬の測定に始まり、その正確さに言及していますが、
本ブログでも以前、伊能忠敬の富士山をご紹介したことがあります。
2018年に伊能忠敬研究会事務局の戸村茂昭様から教えていただき、
測定法を含めて伊能忠敬の「富士山の測量」について解説しました。
詳しくは2018年06月15日のブログを御覧ください。

伊能忠敬による富士山図(戸村茂昭様提供)
天声人語には、5cmの増加を「なぜだか嬉しい」と書かれていますが、本当に嬉しいですね。
これで「@npofuji3776.org」のドメインを使う本NPOとしても当分安心です。
もし5cm減少していたら・・・3775m46cm で四捨五入すると 3775mになってしまいます。
本NPOのドメインを含めて、ちょっと嬉しい春のニュースです。
(広報委員会)
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