太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

カテゴリ: イベント

2025年度の夏期観測の研究成果について、下記のとおり成果報告会を開催いたします。

(1)主催:認定NPO法人富士山測候所を活用する会
(2)後援:静岡県、山梨県、一般財団法人 WNI気象文化創造センター、一般財団法人 新技術振興渡 辺記念会、公益財団法人ふじのくに未来財団
(3)日時:2026年3月22日(日)12:30(開場12:00) ~ 18:00(予定)
(4)会場:早稲田大学西早稲田キャンパスとZoomによるハイブリッド開催

2025年夏の山頂、および太郎坊他での観測を中心にその成果を報告する会で、今回はその19回目です。
言い換えると、本年は、富士山頂夏期観測20周年を迎える記念すべき年になっています。

最近の山頂トピックスの中で「大気中のマイクロプラスチック観測」を研究している大河内博副理事長を実行委員長に、山頂での研究者7,000人目に輝いた東洋大・反町篤行教授と大河内副理事長の共同研究者・王一澤博士の二人を副実行委員長とし、自信を持って充実した内容の報告会をお届けいたします。

一般の方にもわかりやすく解説しますので、ぜひご参加ください!
なお、成果報告会については、引き続き本ブログでお知らせしますのでご注目ください。



会場のご案内:早稲田大学西早稲田キャンパス63館05
東京都新宿区大久保3丁目4-1
詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.waseda.jp/top/access/nishiwaseda-campus

第19回成果報告会に聴講参加をご希望の方は、こちらのフォームからお申し込みください。
一般の方、初めての方もご参加いただけます。
第19回成果報告会 聴講参加申込フォーム

※報道関係の皆様におかれましては、日曜日の午後ではございますが、中身の濃い研究発表がたくさんありますので、ぜひご参加頂けますようお願いいたします。

(広報委員会)

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こちらのブログでもご紹介した
昨年開催され好評だった 企画展 『富士山観測』~日本気象学の礎を築いた中村精男と和田雄治~
にて展示されていた一部が巡回展として
2025年10月24日(金)~ 12月20日(土)
東京理科大学野田キャンパス敷地内にある「なるほど科学体験館」にて行われます。
 
 東京理科大学 創設者シリーズ 第2弾
 巡回展 『富士山観測』
 ~ 日本気象学の礎を築いた中村精男と和田雄治 ~
東京理科大学の前身である東京物理学校の創設者21人を紹介するシリーズ第2弾は、中央気象台(現在の気象庁)で日本の気象事業の発展に貢献した中村精男と和田雄治に焦点を当てます。
東京理科大学Webサイトより



 なるほど科学体験館のWebサイトより

おなじみ、富士山測候所ジオラマ(中山良夫氏作成)も展示されます。

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 NPO事務所へ来られた東京理科大学なるほど科学体験館・大石和江副館長と
 ジオラマの運搬を手伝う桜井芳文事務局員(2025年10月16日)

また同期間中、
なるほど科学体験館に、富士山スタンプラリーのスタンプも設置されております。


野田市郷土博物館・市民会館のWebサイトより

(千葉県野田市で富士山🗻??と思う方は野田市郷土博物館・市民会館のWebサイトをご覧ください。
「なるほど!!そうだったのか!」と発見があります


昨年はご都合が合わなかった方、
また野田市の近くの方は、是非東京理科大学なるほど科学体験館にお越しください。

(広報委員会)

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今年の夏もお世話になった山頂班の岩崎洋班長が講師を務める懇談会が下記の日程で行われます。
 第3回 アルパインクライミング懇談会
 主催:公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)
 日時:11月6日(木) 19:00 〜 20:50(受付開始 18:30)
 会場:すみだ産業会館(JR錦糸町駅南口駅前マルイ錦糸町店9階)

岩崎班長によると
「平日に仕事帰りの方達のために、安く山の世界に触れて頂けるよう企画したものです」
とのことです。

今回は、ヒマラヤを中心としたハイレベルな登山と旅を実践し続け、また多くのクライマーとの交流を結んできた岩崎洋氏の軌跡を振り返りつつ、日本のアルパインクライミングが持つ可能性と課題について語り合います。
ゲストにアルパインクライマーの山野井泰史氏、日本ヒマラヤ協会の尾形好雄氏をお迎えし、単なる技術や経験談に留まらない、「登るとは何か」という登山の本質を追求する懇談会です。
講師として、著名な登山家でいらっしゃる、尾形 好雄氏、山野井 泰史氏もゲスト出演されます。

参加費(資料代)500円、定員90名
YouTube Live の参加(無料、定員100名)

富士山観測で「山」に目覚めた方、
登山が大好きな皆さんのご来場をお待ちしています。

お申込み、詳しい内容は下記サイトを御覧ください。
公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会オフィシャルサイト


(広報委員)

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~研究の最前線、今年も富士山から~
2025年3月9日、第18回成果報告会が開催されました。
今年も多くの研究者や関係者が集まり、富士山測候所や山麓・太郎坊を活用した最新の研究成果が報告されました。気象、大気汚染、地質、高所医学、微生物など、さまざまな分野での貴重な発表がありました。

開催概要
● 日程:2025年3月9日(日)
● 場所:連合会館 + オンライン(ハイブリッド開催)
● 主催:認定NPO法人富士山測候所を活用する会
● 後援:静岡県
      山梨県
      一般財団法人WNI気象文化創造センター
      一般財団法人新技術振興渡辺記念会
      Yahoo!基金
      公益財団法人ふじのくに未来財団
● 参加者:研究者、環境団体、学生、一般の方々など63名

セッションハイライト
報告会では、富士山測候所や山麓・太郎坊のユニークな環境を活かした研究が発表されました。
セッションごとに簡単にご紹介します。

1. 富士山の空と大地の神秘
気象、雷、大気電気に関する富士山頂の空にまつわる現象に関する研究をはじめ、山頂付近の火山噴出物から噴火の詳細な歴史を調べる調査、宇宙線を用いて富士山の中を覗く、というような富士山の大地にまつわる報告が行われました。まさに富士山というユニークな環境をダイレクトに活かし、宇宙や空から大地、過去から現在を股にかけるスケールの大きなセッションとなりました。




2. 極限の環境と生命
 高所である富士山は人である登山者も含めてあらゆる生物にとってある種の極限環境です。その特性を活かし、富士山の極限環境と(広い意味での)生物に関わるセッションとなりました。富士山の過酷で変化に富む気象を把握するための調査や、高所環境での睡眠や血行に関する研究、さらに山頂での強烈な紫外線に耐える微生物やウイルスを探しだす試みや、大気中に浮遊する微生物の調査・研究の話がありました。




3. 見えない空気の世界 〜富士山で探るガスとエアロゾル〜
富士山測候所は標高3,776mという国内唯一の高所観測拠点。その立地を生かし、地球温暖化の原因である温室効果ガスや越境大気汚染の兆候を捉える研究が続けられています。今年は、長期的な二酸化炭素の傾向や、二酸化硫黄や一酸化炭素、オゾンなどのガス成分の動向に加え、雲の発生や成長メカニズムに関する知見が報告されました。さらに、近年注目を集めている大気中マイクロプラスチックが地球規模で広がっていることを示す新たな知見や、大気中浮遊粒子の磁性を解析する新たな取り組みの話もありました。






会場の様子
現地会場は「コロナ禍」以前と比べて久々に盛況な様子で、ときに笑いも起こりつつ穏やかな雰囲気の中で活発な質問や議論がありました。オンライン参加者からもビデオ会話やチャットで質問やコメントが寄せられました。



おわりに
今年の成果報告会では、平年以上に多岐にわたる分野の研究が紹介され、富士山測候所ならびに山麓・太郎坊が自然科学研究や医学研究に果たす役割の特異性や重要性が改めて確認されたと言えます。
来年の報告会では、さらに興味深い研究成果が発表されることでしょう。
日本最高峰から生まれる研究、これからも引き続きご注目下さい!


 現地参加者の集合写真(撮影タイミングが遅れてしまい、全員で撮り損ねてしまいました...)


 終了後の懇親会にて一枚(全員もれなく写す店員さんの技術が素晴らしいです)

講演予稿集のプログラムに記載されている、講演者・共同研究者の並び順は所属ごとに記載しています。予稿本文の方の講演者・共同研究者の記載をご参照いただきますようお願い申し上げます。

(実行委員長 兼 広報委員会)

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東京理科大学近代科学資料館のサイトより
東京理科大 創設者シリーズ第2弾 企画展『富士山観測』のデジタルアーカイブが東京理科大学近代科学資料館のサイトで公開されています。
→ 日本語版はこちら
→ 英語版はこちら 

昨年2024年には9月から12月まで、東京理科大学・近代科学資料館の企画展「富士山観測~日本気象学の礎を築いた中村精男と和田雄治」が開かれ、野中至 (到)・千代子の明治時代の富士山観測に注目が集まり、本NPOの野中至(到)・千代子資料館も特設ページを設けて対応しました。

ディジタルアーカイブは今後、長く公開されいつでも「入場」可能です。2024年9月-12月の素晴らしい企画展を思い出しご覧ください。いろいろな細部の再確認にもお役に立てると思います。

 東京理科大学近代科学資料館のサイトより
Googleストリートビューと同じように、順路に沿って見ることができます。

 東京理科大学近代科学資料館のサイトより
各展示物についている「インフォメーションマーク」の上にカーソルをもってくると、展示物の説明がポップアップし、さらにクリックするとより詳細な説明になります。

 東京理科大学近代科学資料館のサイトより
自記気圧計の展示です。

 東京理科大学近代科学資料館のサイトより

 東京理科大学近代科学資料館のサイトより
企画展開催中に会場に行けなかった方も、ぜひ、このアーカイブをご覧ください。
「芙蓉日記の会」による本ブログのバックナンバー、第1回(予告)第2回(内覧会)、第3.回第4回第5回もあわせてご覧ください。

 東京理科大学近代科学資料館のサイトより
クリックすると、さらに詳細な説明が現れます。

 東京理科大学近代科学資料館のサイトより

(芙蓉日記の会)
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