太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

カテゴリ: 講演


 2024年度総会で宿利正史会長の挨拶

本NPOの2024年度の総会は、6月8日(土)13:00-13:45、連合会館502号室と、Zoomを繋いだハイブリッド形式で開催しました。

宿利正史会長の挨拶の中で、規模の割に事業収入が多く、寄付が少なく、また事務職員の少ない本NPOについて、横田事務所長の「芙蓉の新風Vol.18」の報告が引用されていたことが印象的で、20年の節目の年を目前とした本NPOの新しい未来への期待を感じました。



続いて三浦理事長挨拶、出席者確認などに続いて議案へ移行、4件の議案が無事終了して、定刻に総会を終了しました。

総会の後、13時50分からは、田中義朗理事による特別講演会が行われました。





内容を簡単にご紹介すると:
2005年に田子の浦の海抜0mから富士山に登頂した田中理事の自己紹介に始まり、
1.富士山チャレンジとは
2.登山者データ動態の把握
3.データ利活用と展開
で構成されています。

詳しい内容については、講演の動画がYouTubeで見ることができますのでぜひご覧ください。
(限定公開ですのでURLの取り扱いにはご注意ください。)



35,000人以上の登山者の具体的なデータを駆使したまとめは圧巻で、興味深いものでした。
会場やZoom参加の聴衆からは多くの質問がありました。
会場の時間制限もあり、あとは懇親会の場へと移行。


 懇親会一次会(村田浩太郎撮影)

神田駅近くの居酒屋「魚海船団」で田中理事を囲んで行われました。
コロナ禍以前の日常が少し戻ってきたような、
夏期観測2024へ向けての英気を養いました。

(広報委員会)
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富士山測候所を活用する会では、ウェブサイトにて寄付を募っています。主旨や活動にご賛同いただけましたら、ぜひご支援をお願いします。

また、会員を募集しています。
会員特典として、会報誌『芙蓉の新風』(年1回発行)の送付、富士山頂郵便局スタンプ付きの暑中見舞いをお送りするなどの他、ウェブサイトの会員限定ページでは、山頂からのライブカメラ画像のアーカイブをはじめとするコンテンツをご覧いただくことができます。

ご寄附はこちらからお願いします
※ 銀行振込、クレジットカード、PayPal、その他(SoftBank、Tポイント)がご使用できます

ご入会はこちらからお願いします

田中写真
 田中義朗理事

総会後、田中義朗(たなか よしろう)理事による特別講演会を行います。

演題:
富士山チャレンジの取組 
〜富士山登山者動態データの取得と利活用デザイン〜

「毎シーズン20万人を超える多くの登山者が訪れる富士山ですが、その登山者の行動実態はほとんど把握されていません。
7割以上の登山者が初めての富士登山だったり、外国人登山者の急増により、登山者の道間違い、遭難事故が多発する傾向にあります。

また近年各地の観光地で問題になっているオーバーツーリズムですが、富士山でも御来光時の山頂付近の大混雑が発生し、様々な安全上の問題が発生している状況にあります。

富士山チャレンジでは、それらの問題解決の基本となるすべての登山者動態データをリアルタイムに収集する共に、登山道、気象などのデータと組み合わせて安全登山へ生かす方策を考えています。まだまだ実現までにはほど遠い状況ですが、
その可能性の一端をご紹介できればと考えています。」

日時:6月8日13:50-14:30 (総会終了後)
場所:ハイブリッド開催
(1)     オンライン参加(Zoom):
https://us06web.zoom.us/j/84729550501?pwd=y9n6kzBooHdWsjWuWqKmVX1bj3uv6k.1
ミーティング ID: 847 2955 0501、パスコード: 731668
(2) 会場:連合会館502会議室(定員45名)(13:00 〜 17:00予約)
     東京都千代田区神田駿河台3-2-11

※会場参加をご希望の方は事務局までお問い合わせください。
認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 東京事務所(事務局)
TEL:03-6273-9723
E-mail:tyo-ofc@npofuji3776.org


田中理事は一般社団法人 富士山チャレンジプラットフォーム 代表理事で
日本工営株式会社 事業戦略本部官民連携室 シニアスペシャリスト 
 
以前本ブログで富士山チャレンジについご紹介しましたが
「富士山における登山者・観光客の安心安全システムの社会実装を目指し、様々な現地実証を通して登山にかかる課題解決に寄与することを目的とし」
財団法人「富士山チャレンジ」代表の田中義朗理事の楽しく有用なお話が期待できます!!
多くの方のご参加をお待ちします。

(広報委員会)
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富士山測候所を活用する会では、ウェブサイトにて寄付を募っています。主旨や活動にご賛同いただけましたら、ぜひご支援をお願いします。

また、会員を募集しています。
会員特典として、会報誌『芙蓉の新風』(年1回発行)の送付、富士山頂郵便局スタンプ付きの暑中見舞いをお送りするなどの他、ウェブサイトの会員限定ページでは、山頂からのライブカメラ画像のアーカイブをはじめとするコンテンツをご覧いただくことができます。

ご寄附はこちらからお願いします
※ 銀行振込、クレジットカード、PayPal、その他(SoftBank、Tポイント)がご使用できます

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東京工業大学のCOI WEBページより


第6回東京工業大学COIシンポジウム(オンライン開催)が
2022年3月10日(木)9:00~12:00に開催されます。




 開催趣旨
 地球インクルーシブセンシング研究機構では、『サイレントボイスとの共感』をテーマにCOI活動を推進してきましたが、いよいよ最終年度となりました。 このプロジェクトの目的は社会実装に向けた科学技術的な成果のみならず、地球との共存を目指して人々に行動変容を促すことにあります。 本シンポジウムでは、科学技術が人間にもたらす変化や価値、その可能性について様々な立場から考えます。 今回は、本学の科学技術創成研究院 未来の人類研究センターの協力を得て、この普遍的なテーマの更なる探求をする機会とします。

              東京工業大学のCOI WEBページより


こちらのシンポジウムにおいて
当NPO専務理事の鴨川先生が招待講演します。


無題
WEBページより


招待講演
9:20 鴨川 仁 氏 (静岡県立大学 特任教授/NPO富士山測候所を活用する会事務長)
  「次世代型センサー・通信機器は自然災害予測をどう変えるか?

聴講には申し込みが必要です。
詳しくはHPをご確認ください。

(広報委員会)



認定NPO法人富士山測候所を活用する会とは

2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いいたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。



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2021年11月13日(土)、
富山県立魚津工業高等学校の生徒対象

環境講演会2021「とやまの環境を考えよう」基調講演
空飛ぶマイクロプラスチックをつかまえる!
~地球表層を巡るプラスチック問題を考えよう~

大河内副理事長が講演します!

講演概要の一部を紹介いたします。
 
新型コロナ禍による在宅学習・勤務に伴ってプラスチック容器ゴミが急増しました。プラスチック製不織布マスクの月間推定使用枚数が1290 億枚にもなり、不適切管理によりプラスチック汚染が広まっています。

プラスチック容器包装廃棄量は中国が世界一です。
中国は様々な大気汚染物質の排出量が多いので、中国大陸の東に位置する日本はその影響を強く受けています。黄砂が飛来するときには、様々な人為的大気汚染物質も一緒に飛来しています。越境大気汚染です.

上空であるために遮るものがなく,風が強い富士山頂で様々な越境大気汚染の観測を行ってきました.新しい大気汚染物質として大気中に浮遊するマイクロプラスチック(airborne microplastics; AMPs)の研究を始め,富士山頂でもマイクロプラスチックが浮遊していることを発見しました.

令和3年4月から,環境省総合推進費「大気中マイクロプラスチックの実態解明と健康影響」として、本格的に研究を開始することになりました.

ここでは,富士山頂での大気観測の実際や越境大気汚染の実態を解説しながら,大気中マイクロプラスチック研究の最先端をご紹介します.

コロナ禍において、
テイクアウトの容器プラスチックが
増えたことをご存知の方は多いと思います。

しかし、不織布のマスクも
大量のプラスチックゴミになっています。

大気中にマイクロプラスチックが
舞っている事実については
知らない方が圧倒的多数です。

(私も大河内副理事長の講演を
聞いて「そうだったんだ!!」と驚きました。)


環境問題について
高校生たちに、新しい視野を広げる
キッカケをつくる講演会となりそうです。

(広報委員会)




2004年に無人化され、いずれ取り壊しの運命にあった旧富士山測候所。
富士山測候所を活用する会は、この施設を国から借り受け研究・教育の拠点にしようという構想で、2005年に大気化学や高所医学などの研究者が主体となって立ち上げたNPO法人です。

また
富士山頂という厳しい環境の中、その修理費・維持費や、運営費など
年間3000万円という莫大なコストが掛かかるのです。

しかしながら、資金面に関しては、
公的補助もなく研究利用費だけで運営しております。

そこで、皆様からご支援、会員になっていただき未来へ
つなぐ研究の手助けをどうぞよろしくお願いたします。

本NPOは、認定NPO法人(認定NPO法人は全NPOの2%しかない)です。
ご寄付に関しては、控除もありますので詳しくはウェブサイトなどでご確認ください。



無題
JpGU Meeting 2021 (jpgu-member.org)


2021年5月30日~2021年6月6日まで
JpGU Meeting 2021 がオンラインで開催されました。

 JpGUとは?

 公益社団法人日本地球惑星科学連合(Japan Geoscience Union; 以下JpGU)は,地球惑星科学を構成するすべての分野及び関連分野をカバーする研究者・技術者・教育関係者・科学コミュニケータ,学生や当該分野に関心を持つ一般市民の方々からなる個人会員,地球惑星科学関連学協会を団体会員,事業を援助してくださる賛助会員から構成される学術団体.
                        HPより
このJpGU Meeting 2021に、
富山大学 青木先生より
招待講演をされるとの連絡がありました。

 
 富山大学の青木です。

お世話になっております。
ご存じかも知れませんが、JpGUで「山の科学」セッションが開催されています。
昨年度、発表予定でしたが、新型コロナもあり、私の発表が今年に延期なっています。
招待講演なので、お恥ずかしい限りですが、少し富士山の話もさせて頂く予定です。

11:30 〜 11:50 [MIS23-10] 立山における大気エアロゾル・雲・雪の観測的研究
招待講演 青木 一真1 (1.富山大学)

無題
こちらのセッションの招待講演として青木先生が講演。

無題


青木先生は、理科大の三浦理事長と同じ研究室のご出身で、
ACPM2017ではプログラム委員として活躍されました。
今回も、富士山とNPOについて
話してくださりありがとうございました。

(広報委員会)




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