太郎坊のそよ風

認定NPO法人 富士山測候所を活用する会 オフィシャルブログ

カテゴリ: 講演

無題

オープンソースの「今」を伝える
Open Source Conference 2021 Online/Osaka
2021年1月30日(土)10:00~18:00
~セッション概要~
皆さんは富士山測候所をご存じでしょうか?

世界遺産となった富士山、その山頂にある測候所は、2004年に一旦有人観測の歴史の幕を閉じました。その後、独立峰の富士山頂だからこそ得られる良質なデータを求めて、国内のさまざまな研究者が集まり、認定NPO法人「富士山測候所を活用する会」を立ち上げて、無人になったこの測候所を借り受けました。
富士山頂では、少ない予算の中から何とかやりくりをしつつ、時にはオープンソースやオープンハードも活用して、産官学でさまざまな研究活動を展開しています。そんな活動の中でも、いい研究対象でもありますが、観測時の困った問題にもなるのが「カミナリ」です。
皆さんの中にもご自宅や会社などでやられてしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、富士山では、私たちが普段生活している下界の想像をはるかに超えた「カミナリ」が待っていました。
今回はこの「カミナリ」の研究活動をはじめ、世界に誇る富士山測候所とNPOについてご紹介したいと思います。

難しいITの話からちょっとコーヒーブレイクして、ぜひ皆さんご参加いただければと思います


ZOOMでの参加は、事前予約が必要ですが、
YouTube Liveについては当日参加可能です!!

おうち時間を
学びの時間にいかがでしょうか??

ぜひご聴講ください!!

(広報委員会)

【2021/02/11 追記 こちらの講演ですが 現在You Tube で視聴できます。】




無題
長尾理事の招待講演の様子

2021年1月7日(木)~8日(金)に
2020年度 Conductivity Anomaly 研究会
(地球電磁気・地球惑星圏分科会,主催:京都大学防災研究所)
がオンラインで行われました。
2020年度CA研概要
 今回のCA研究会では,地球・惑星内部電磁気学(電気伝導度、地殻活動電磁気学)についての諸問題を扱いますが,国内機関による地磁気観測の現状についてのレビュー講演をもとに将来展開を議論するセッションを設けました.
 また,Earth, Planets and Space 誌に2019-2020の期間掲載された関係論文の紹介も行います.今年度は,オンライン開催となりました。(HPより)

最終日の8日(金)に
当NPOの長尾理事が
「地震先行現象研究の過去・現在・未来 ーIUGG/EMSEVが果たした役割ー」
と題して招待講演しました。


無題

また研究会では、
富士山での地磁気研究や、他の火山の電磁気学的な研究の発表などもありました。

無題


2020年秋より
全国の火山・地磁気観測と同じレベルの機器装置を設置して
火山(富士山)を対象とした地磁気観測をしております。

無題


当NPOの活動にご賛同頂ける方は
ぜひ情報のシェアご支援をお願い致します。

(広報委員会)

無題

令和2年度 第1回ヨコハマライブラリースクール 
『 富士山頂で空飛ぶマイクロプラスチックをつかまえる
~地球表層を循環するプラスチック問題を考える~ 』
大河内副理事長が講演しました。

ヨコハマライブラリースクールとは

それぞれの専門分野で活躍する研究者・専門家から受ける知的な刺激、新たな視点・考え方との出会い、図書館にある知らなかった情報源(図書・雑誌・データベースなど)の発見・・・。
「ヨコハマライブラリースクール」には、 たくさんの「学ぶ楽しみ」があります。
図書館で知を深めるための「人と本とともに学ぶ」総合講座
              (ヨコハマライブラリースクールのHPより)

10月31日(土) 14:00より
ウェブ会議ツール「Zoom(ズーム)」及び、
横浜市中央図書館の会議室では、Zoom画面の投影されての開催でした。
(講師の河内副理事長は、早稲田大学からのオンラインで講演を行いました。)


無題2

14時からの前半は、富士山での研究を紹介!!
“ なぜ過酷な環境下の富士山頂で、研究を行うか??”を分かりやすく解説!!

詳しくは、こちらご覧ください。

無題4

最新の二酸化炭素データより
地球温暖化について、世界全体で取り組まなければならない
(一人ひとりの意識が大切)と紹介。

無題3

富士山頂ならでは!!
綺麗な風景の写真や、昆虫の写真を紹介しました☆

アッとという間に
前半の1時間が過ぎました。

質疑応答、5分休憩の後は、
今話題の大気中のマイクロプラスチックの講演に!!


無題6

“プラスチックとは?“から始まり、

コロナ禍で手放せない
『不織布のマスク』がプラスチック製品だということや、
『口紅や洗濯の柔軟剤』に
マイクロプラスチックが含まれていることも説明。

無題7
飲料水にもマイクロプラスチックが含まれている!
という最新の研究結果も!!
(勿論、富士山頂の大気中にマイクロプラスチックが含まれている研究結果も紹介!)

最後に
わたしたちに出来るコトは・・

無題


プラスチックがどのような製品に使われているのか知るコトで、
なるべく使用しない努力や、
不織布のマスクなど使わざる負えない場合は適切な処理をすること
など、
今からでもできるSDGsをご紹介!!

質疑応答では、多くの質問が出て
皆様の関心が高い話題であるのだと
改めて思いました。

ご縁があって
7月より3回ほど大河内副理事長の
講演会を聴講しておりますが、
毎回新しい研究結果が盛り込まれ
新しい発見ができる講演です!!

ぜひ機会がございましたら聴講してください。

(広報委員会)

無題
公益社団法人・日本地球惑星科学連合(JpGU)JpGU-AGU Joint Meeting 2020HPより


 日本地球惑星科学連合とは??
 公益社団法人日本地球惑星科学連合(Japan Geoscience Union; 以下JpGU)は,地球惑星科学を構成するすべての分野及び関連分野をカバーする研究者・技術者・教育関係者・科学コミュニケータ,学生や当該分野に関心を持つ一般市民の方々からなる個人会員,地球惑星科学関連学協会の団体会員,事業を援助してくださる賛助会員から構成される学術団体です.
                            JpGUのHPより


2020年7月12日~16日に、オンラインで行われた
JpGU-AGU Joint Meeting 2020の招待講演に
アースドクターこと当NPO理事の大河内副理事長が招かれました。

その講演を紹介いたします。


 招待講演
大河内博(早稲田大学創造理工学部)
Recent research trends in airborne microplastics (AMPs)

講演で使われたプレゼンテーション資料の
ほんの一部ですがご紹介いたします。


unnamed



スクリーンショット 2020-07-20 08.51.50 (1)


スクリーンショット 2020-07-20 08.52.20
招待講演のプレゼンテーション


招待講演だけでなく、iPosterでも
大気中のマイクロプラスチックの研究発表をされました。

大気中のマイクロプラスチックの研究について
もっと詳しい内容を知りたい方は
2月24日 (月) YES! For You が放送されました 聞き逃した方もまだ間に合います!
を是非ご覧ください!!わかりやすく解説されております。


今年度は新型コロナウイルス感染防止による夏季観測の中止のため
最も大事な収入源となる使用料が入らなくなり
富士山測候所での今後の活動の危機に追い込まれていることも
招待講演でアナウンスしました。

引き続きクラウドファンディングやご寄付のご協力をお願い致します。

(広報委員会)




IMG_0666
    富士山観測のスライドを使って講演する鈴木智幸・学芸大・個人研究員

令和元年度第2回「高高度発光現象の同時観測」に関する研究会(通称「高校生のスプライト研究会」)が静岡県立大学・もくせい会館で1月25-26日に開かれました。

本ブログでも過去に3回ご紹介しましたが、この研究会に参加した意欲的な高校生が富士山観測と一緒に同時スプライト観測に参加する可能性があるな、本NPOにとって大切な会議です。

夏期観測2019に学生公募で参加した伊藤有羽さん (ブリティッシュコロンビア大学・現在慶應大学大学院修士1年生)も輩出OB/OGのひとりです(このブログの最後にリンクがあります) 。  

今回は静岡県立大の鴨川仁特任准教授(本NPO事務局長)がホストとなる会議であり、充実した講義や実習が行われました。

将来、この高校生の中から、富士山研究に参加する研究者がたくさん出ることを期待しています。

(広報委員会)




 



 




↑このページのトップヘ